完全に骨端線が閉じている子の背を伸ばすアプローチには、成長ホルモンだけでなくグルコサミンやコンドロイチンといった軟骨の原料となるサプリメントを併用します。

グルコサミンとは体内の軟骨細胞によって作られますが、加齢とともにその生成量は減ります。年を取ると出てくる膝の痛みは、グルコサミンが減ったことによる膝軟骨のすり減りが原因です。グルコサミンを補給することですり減った軟骨を修復でき、また軟骨に水分を引き寄せる働きがあるコンドロイチンと併用することでより効果があることも明らかになっています。

しかしながらこの方法を用いて伸ばせるのは、せいぜい1~3cmほどです。なかには30才で5cm伸びたケースもありますが、この場合は骨端線がわずかながら残っていた可能性もあります。このように、身長はいくつになっても伸ばすことができるといえますが、やはり勢いよく大幅に伸ばすには、骨端線が十分に残っていることが不可欠でしょう。

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