成長期の女の子の中には体型を気にして無理なダイエットをし、貧血や疲労骨折を起こしたり、取り組んでいるスポーツの指導者から「もっとやせろ」と言われたりして、食事ができず摂食障害になったりといったことがあります。

この時期のカロリー制限は背の伸びに深刻に影響します。骨が弱くなって筋肉量も減り、将来的に骨粗しょう症に引き起こす原因にもなりうるのです。また食事量が足りないと常に何か食べたいという気持ちになり、結果おやつを食べすぎることになります。

この時期の女の子は、そうしたストレスや反抗期が相まって精神的に不安定であることが多いものです。その点を理解し、家族が食事面などで協力することも重要です。家に置く飲み物やおやつに気をつけ、食事も1人分ずつとりわけて盛り付けるなどして食べ過ぎを防止しましょう。また温野菜や豆腐料理を献立に取り入れ、ヘルシーで食べ応えのある食事で満腹感を得ることも、心身にとって大切でしょう。