アメリカはアンチエイジング（若返り）の研究が盛んな国で、成長ホルモンの分泌量と老化には関係があるのではないかと早くから研究が進められてきました。というのは、成長ホルモンの分泌が急速に減り始める25才過ぎと、太りやすくなったり肌が衰え始めたりする時期がまさに一致しているからです。
その結果、成長ホルモンには皮下組織の水分保有力を高め肌の弾力を維持したり、内臓脂肪を分解して脂肪をつきにくくする働きがあることがわかりました。また筋力アップや代謝の促進、スタミナ増進にも一役買っていることが明らかになったのです。この発見によってアメリカでは大人であっても成長ホルモンを投与し、若々しい身体を維持する試みが盛んに行われるようになりました。現在では美肌やダイエット効果だけでなく、免疫力や持久力アップ、情緒安定、記憶力アップなどの効果も実証されています。
このように成長ホルモンは、子供の背の伸びだけでなく、全ての人にとって若々しく健康な身体を保つためになくてはならないものといえるでしょう。
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