低身長で医療機関を受診する際には、あらかじめ準備しておいた方がよいものがいくつかあります。まず、出生時の状況を知るために母子手帳は必須といえます。それから身長の記録を記したもの(乳児健診や保育園、幼稚園の記録、学校での身体測定の結果)も必要でしょう。

できれば記録を成長曲線のグラフにして持参しましょう。成長の過程がわかりやすく、問診がスムーズになります。低身長の原因が栄養状態の問題であったり、何らかの病気であったりすることを発見しやすくするために、体重の記録も持参した方がいいでしょう。

問診では出生時の状況や既往歴、乳幼児期の栄養状態や薬の服用歴など細かく聞かれます。他にも、家族や親せきに低身長の人はいないか、親御さんの思春期の到来時期はいつだったかなどを聞かれる場合もあります。これらは急に聞かれても思い出せなかったり、知らなかったりすることも多いと思いますので、受診前に調べて簡単にメモ書きしておくとよいでしょう。