子供の身長は、3つのポイントで決まるといえます。

①4才時の身長が、最終身長に影響する
②4才以降小食な子の場合、身長は毎年1cmずつ平均と差が出てくる
③思春期開始が早ければその分身長は早く止まり、遅ければその分伸びる

①に関しては、単純にそれまでに食べた総量で決まりますが、乳幼児の食欲はほとんど本能に左右され、周囲の大人がいくら努力したところで、食が細い子に無理に食べさせるのは難しいことです。ならばせめて②のマイナス要因を取り除きたいと思うところですが、もともと小食の子がいきなりよく食べるようにはならないのが普通でしょう。さらに③の思春期開始時期は、小食の子ほど早まる傾向にあるのです。このように、幼少時に小さい子は「そのうち身長も伸びるだろう」とただ楽観的に見守っていても、その後で挽回できる可能性はあまりなく、平均身長との差がさらに広がってしまい、そのまま最終身長を迎えることになってしまうのです。