重いバーベルを持ち上げるなどの運動は骨に対してプラスの圧力がかかり、背の伸びに悪影響を及ぼします。また、宇宙飛行士は無重力空間で数ヶ月過ごすと背が7cmほども伸びることがありますが、地球に戻りしばらくするとまた重量の影響で元に戻ります。地球に住む以上誰しも重力から逃れることはできませんが、伸長の伸びを妨げているものには違いありません。身長を伸ばすには、重力から少しでも身体を解放することが大切です。

「寝る子は育つ」は質の良い連続した睡眠が成長ホルモンの分泌を促し、背の伸びをよくすることを端的に言い表していますが、寝ることによって重力から多少なりとも解放されることも、身長増加には好ましいとも言えます。

また、重い荷物を両手に持ったり、重いランドセルを背負ったりして、重力をさらにかけるようなことも、成長期にはなるべく避けたいものです。学校に一度にたくさんのものを持って行ったり持って帰ったりせず、日々少しずつ運ぶようにするなど、カバンを少しでも軽くする工夫をしてみましょう。