お子さんの背を高くしてあげたいと思うなら、まずは4才がターニングポイントといえます。人間は約50cmほどの身長で生まれ、4才までにだいたい100cmになります。4年間で約2倍の身長という驚異的なスピードで伸びるわけです。
この時期の伸びは病気や先天性異常のない限り、食べた総量で決まります。たくさん食べた子は大きくなるし、小食な子、何らかの疾患を持っている子は食べる量が少なく背も小さい場合が多いのです。まさに生活習慣という後天的要因が身長に影響を与えているといえるでしょう。
最近の研究で、「4才の誕生日の平均身長との差は、そのまま最終身長における平均との差」になることがわかってきました。例えば4才で95cmの男の子は、平均よりマイナス5cmですので、最終身長も5cm低い165cm程度になるということです。ただしこれは「予測最終身長」であって、それ以降の生活習慣や、思春期の訪れるタイミングなどによって数値は変わってきます。
