幼稚園に入る時点で身長が標準値を下回っていたとしても、1年間で何cm伸びたかを示す年間身長増加率が順調な伸びを見せていれば、それからの生活に気をつけると同時に、何らかの手を打つことで、思春期が始まるまでに平均身長に追い付かせることは可能です。10才頃までに平均身長に追い付いたうえで、思春期の伸び盛りを迎えれば、最終身長が平均を下回ることはまずありません。

ただし、もしもお子さんの身長が平均からどんどん離れていくような場合は、成長ホルモンの分泌に異常があったり、その他の病気が隠れている可能性も考えられます。早急に小児科医や低身長治療の専門医への受診をおすすめします。

専門機関での検査の結果、異状なしと診断されたら、背が伸びない理由はいくつかに絞られてくるはずです。専門家のアドバイスを受けたり、情報を得たりしたうえで、お子さんの場合はどの理由が当てはまるのかを明確にし、正しい対策を講じる必要があります。