身体作りのためにはお肉中心の食事の方がてっとり早いと思われるかもしれませんが、栄養のバランスを考えた場合、実際は野菜が少なかったり体脂肪がつきやすかったりであまりおすすめできません。それに比べて和食はエネルギー源であるご飯を主食に、主菜、副菜、汁物などおかずや野菜をバランスよく食べられる献立になっています。成長期の子供やスポーツ選手には最適な食事といえます。

和食はご飯の量で摂取エネルギーを調整できるところが便利です。また納豆やみそ、ぬか漬けなどの発酵食品は腸内環境を整え免疫力を高めてくれます。オクラやもずく、とろろなどのねばねば食品も和食の定番ですが、これらの食品に含まれるムチンという成分は消化吸収を助け、グルコサミンはじん帯や腱の合成の材料になります。おみそ汁や煮物、和え物で野菜をたっぷり補えるのも和食のいいところ。

加えて、油やバターをたくさん使う洋食に比べて、和食はヘルシーで消化がいいのが特長です。子供は洋食を好むことが多いと思いますが、脂質の多い食事は消化に時間がかかり、疲れている時や夜遅い食事には向かないことを覚えておきましょう。

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