活発な子がいればおとなしい子もいるように、よく食べる子もいれば食が細い子もいます。乳幼児期の成長のためには何でも好き嫌いなくたくさん食べるのが理想ですが、「食べないと背が伸びないよ!」と子供の小食を叱責してばかりいては大きなプレッシャーを与えることになり、食事自体を苦痛に感じるようになってしまいます。心理的な負担は成長ホルモンの分泌や代謝に悪影響を与えかねません。

子供の小食が気になったら、まずは原因を探ることから始めてみましょう。おやつを食べ過ぎて食事に影響が出ていないか、食事中にテレビばかり見ていないか、あるいは運動不足であまりお腹が空いていないなど、生活習慣に関連する要因から、虫歯や体調不良などが原因の場合もあるかもしれません。

取り立てて原因が認められない場合でも、小食を体質や個性と捉え、長い目で見守っていくことが大切です。その場合は食事の量より質を重視し、栄養バランスの取れたメニューを心掛けてあげてください。