人体に必要なアミノ酸は全部で20種類ありますが、なかでも身長の伸びに大きく影響するのはアルギニンとグリシンです。アルギニンは成長ホルモンの合成を促す脳下垂体に働きかけ、その分泌を高めることができるのです。アルギニンを豊富に含む食材としては、鶏の胸肉、子牛肉、大豆製品やナッツ類、エビ、ゴマなどがあげられます。また、グリシンは骨のコラーゲンの3分の1を占める主要成分であり、肉や魚、卵などの動物性タンパク質に多く含まれています。

肉が苦手なお子さんには豆腐や納豆などの豆製品、エビを使った料理を、肉も魚も嫌いな子にはホウレン草のゴマ和えやピーナッツ和えなどを…というふうにアルギニンを多く含む食品を食べさせるように工夫してみましょう。

食品成分表をチェックすると、食品に含まれるアミノ酸量がわかります。その中からできるだけアルギニンとグリシンを多く含む食材を探し出し、優先的に食べさせるように心掛けてください。

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