食の細い子なら、少しでも多く食べさせるために食事回数を増やしたり、おやつにもエネルギー源になるようなものをあげたりと工夫されてる方もいらっしゃるでしょう。でも、寝る直前に飲食させるのは背を伸ばす観点から言うとあまり好ましくありません。

成長ホルモンは夜間眠っている間に分泌量が高まりますが、同時に血糖値が上がった状態では分泌されにくいという性質を持っています。寝る前におにぎりなどの炭水化物を食べると、血糖値が高い状態で眠ることになり、睡眠中の成長ホルモンの分泌が妨げられてしまうのです。ですから夕食後は飲食を控え、血糖値が下がった状態で就寝する方が背の伸びには良い影響を与えるのです。また夜遅い食事で摂る炭水化物や脂質はどうしても肥満の原因になりがちです。

1日の総摂取量が足りず夜食で補う場合や、夜遅い食事になった時、受験勉強で夜遅くなる場合などは、鶏のささみや小魚、卵を使ったタンパク質中心の軽めの食事がおすすめです。