子供の成長に不可欠な成長ホルモン。この物質は、起きている時には分泌が少なく、深い眠りについている時ほど分泌が多いことがわかっています。また睡眠中は身体を横たえるので、昼間上半身の体重を支えていた下半身の骨を休ませることができます。横になることで成長ホルモンの分泌が増えることもわかっており、まさに「寝る子は育つ」は科学的に正しいことわざだと言えます。

ここで注意したいのは、その睡眠の質についてです。寝る前に長時間テレビを見たりゲームをして目や脳に多くの刺激を受ける、あるいは怒られて興奮した精神状態のまま眠る…これでは熟睡できず、快適な良い睡眠ができるとはいえません。また明るい部屋で眠らせたり、寝具やパジャマが季節に合ってないものだと、眩しい、暑い寒いなどの外的環境に影響され、質の良い睡眠を妨げてしまうかもしれません。

子供が心地よく眠れるように工夫してあげることが、成長ホルモンの分泌を促し、身長の伸びに良い影響を与えるでしょう。