世界各国の子供の睡眠時間を調査したところ、日本の小学校高学年では8時間以下の睡眠しかとっていない子供が全体の3割にものぼりました。これに対し、海外の子供たちは9時間以上の睡眠をとっているという回答が半数を超えています。特にフランスやイギリスの子供たちは半数以上が毎日10時間以上寝ているということです。通常小学校高学年で9時間から10時間の睡眠が必要とされているなか、日本の子供たちは世界一睡眠不足といえます。

原因として考えられるのは、遅い時間までゲームやテレビなどをやめられなかったり、塾や習い事で忙しく寝るのが遅くなってしまったりなど様々でしょう。また日本の生活文化のなかで、睡眠の大切さがあまり重視されていない点も上げられるでしょう。

子供の身長を伸ばすためにも、また日中元気に活動できる健全な身体を作るためにも、まずは子供の生活習慣を見直し、必要な睡眠時間を確保するべく工夫することが重要といえます。