睡眠が食事とともに子供の成長にとって重要であることは言うまでもありませんが、では各年代に合わせた必要な睡眠時間はどれ位なのでしょうか。もちろん個人差はありますが、年代別の理想的な睡眠時間は次の通りです。

未就学児…10時間以上(起こさなくても起きるのが理想)、昼寝は2時間くらいまで。
小学校低学年(思春期前)…10時間程度。
小学校高学年~中学生(思春期)…9時間半程度。
それ以降…8時間半、すっきり起きられるならもっと短くてもよい。

この時期のうち、伸長を伸ばすために最も重要なのは小学校低学年の睡眠といわれています。思春期前は、寝ている間に分泌される成長ホルモンに正比例して身長が伸びていくので、睡眠をしっかりとらせるようにしましょう。また睡眠時間をたっぷりとっても、途中で何度も目が覚めたり、寝苦しく眠りが浅いようだと成長ホルモンの分泌は弱まります。子供がぐっすり深い眠りにつけるよう、部屋を暗くする、寝る前に興奮させないなど睡眠環境に配慮しましょう。