新生児は一日のうち16時間ほどは眠っています。1歳になる頃には夜寝て朝起きる生活が確立し、まとまった時間昼寝をするようにもなります。3,4歳になると個人差はありますが昼寝もしなくなり、夜にまとまって眠れるようになります。このように睡眠のリズムは幼児のうちに少しずつ確立していくのです。

大人であっても、午後2時台までの20分以内の短い昼寝は、脳の働きを良くしてくれるので効果的です。しかし、夕方4時以降の夕寝は大人にとっても子供にとっても良い効果をもたらしません。この時間に寝てしまうと、その後夜になってなかなか寝つけず、睡眠の質が悪くなり、今度は朝スッキリと起きられないのです。

昼寝を卒業したばかりの幼児は夕方になると遊び疲れて機嫌が悪く、ぐずりがちです。親も泣かれるよりは寝かせた方が楽なので夕寝をさせてしまいがちですが、そんな日は子供は遅い時間まで寝ず、親がイライラしてしまうでしょう。夕方の子供は何としてでも起こしておく。さっさと夕飯を済ませ、午後7時には寝かせてしまいましょう。