ほとんどのスポーツは背を伸ばすためには効果的で、成長期には大いに取り組むべきでしょう。筋力トレーニングも成長ホルモンの分泌を促す効果があることがわかっていますので、心配はいりません。

しかし、成長期に行わない方がいい運動もあります。「過度に重いものを担ぐ筋トレ」と「過度に衝撃の高い運動」です。前者はウェイトリフティングのような、自分の体重の倍以上もあるような重さのバーベルでスクワットを行うなど、負荷が強すぎる運動を指します。後者は毎日10kmを超す長距離を走ったり、100回を超えるジャンプを繰り返したりすることです。これらの運動は成長期の未完成な骨や筋肉に負担がかかりすぎ、骨の成長を阻害したり関節の炎症を引き起こしたりする場合があります。

成長期には適切な負荷の筋トレやスポーツを行うことが大切です。決して無理をせず、衝撃を吸収するシューズや、サポーターで骨や関節を保護することも必要でしょう。