以前、ドクターセノビルを購入した人の口コミに「ドクターセノビルを止めて、カラダアルファに切り替えた」と言うものがありました。子供の成長期に合わせて、身長サプリメントを検討する人は多いと思いますが、次はどのサプリを選べばいいのかと言うのは悩みでもあります。

ドクターセノビルは身長サプリとしてよく見かけるサプリの一つですので、購入を考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、このような口コミを見ると、もう一度考え直したいものです。

今回は、そんなドクターセノビルについて詳しく見ていくことにしましょう。

宣伝に釣られ購入を決めてはダメ!



数ある身長サプリメントの中でもドクターセノビル(Dr.Senobiru)と言う名前は、購入者の目に留まります。公式ホームページによれば、180万袋以上という販売実績のあるサプリメントで、約98%ものリピート率を誇っているようですので、これらの宣伝文句に期待して購入する人も多いことでしょう。

しかし、宣伝文句を購入の決め手にしてしまうのは要注意です。実際に口コミを見てみると「期待外れだった」「購入して損した」と言う方も多く、ドクターセノビルの良し悪しをきちんと判断したうえで購入を考える必要があります。

冒頭でも、カラダアルファに変えたと言う口コミを紹介しましたが、どうしてカラダアルファに切り替えたのでしょうか?その理由なども踏まえ、ドクターセノビルの効果を検証していくことにしましょう。

最大のセールスポイント、アルギニンは効果ゼロ?



数多くの口コミを見てみると、そもそも購入を決めたきっかけは「アルギニンが配合されているから」と言う意見が最も多いようです。この成分は公式ホームページでも大きく表記されており、ドクターセノビルの最大のセールスポイントになっています。

アルギニンは、身長を伸ばすことでも知られている成長ホルモン、このホルモンの分泌を促すと言われている成分です。ドクターセノビルには、そのアルギニンが高配合されており、成長期の子供を持つお母さんにとって魅力ある売り文句でもありますが、身長を伸ばすために本当に効果を発揮してくれるのでしょうか?

実はサプリメントでアルギニンを摂取しても、有益な効果を得ることはできません。その理由には以下の原因が考えられます。

●量
● 摂取方法
● 科学的な証明

大まかに挙げるとこの3つが身長の伸びに効果を発揮できない理由です。これだけではわかりにくいので補足をすると、アルギニンは確かに成長ホルモンの分泌を促進する作用があり、医療現場においても成長ホルモン分泌を目的に使用される成分です。

しかし、サプリメントで使用する場合には量と摂取方法に問題があります。十分な効果を得るには、サプリメントでアルギニンを摂取したくらいの量では全く足りないのです。ドクターセノビルでは、「1日5000mgのアルギニン摂取」を謳っていますが、これも医療用と比較すると足下にも及ばない量です。また、摂取方法に関しても明らかな違いがあります。

● 医療現場 点滴
● ドクターセノビル 飲用

医療現場のように点滴でアルギニンを摂取する場合、直接血液内に入ることになるため、血中のアルギニン濃度を一気に高めることができます。しかし、ドクターセノビルの場合はサプリメントですから摂取方法は点滴ではなく飲用になります。点滴と異なり血液に直接入るわけではないので、結果、身体に及ぼす影響はごく穏やかになりますから明らかに点滴と同様の効果を得られないことがわかります。

次に「科学的な証明」についてですが、繰り返すように、アルギニンには成長ホルモン分泌を促進する効果があります。ただし、成長ホルモンの分泌をどんなに高めても、身長の伸びにはつながらないのです。

なぜなら、アルギニンは成長ホルモンが正常に働いていない場合に、摂取することで成長を期待することはできますが、大抵の子供は成長ホルモンの働きが弱っていることは決してありません。

そのためアレルギンを過剰に摂取しても身長が伸びるとは考えにくいのです。もっと別の要因で身長の伸びが少ないことが考えられます。つまりドクターセノビルでいくらアルギニンを摂っても、身長は伸びるかどうかわからないと言うことになります。

アルギニンに期待して、ドクターセノビルを検討している方は多いと思いますが、「成長のために必要な成分は何か?」を理解した上で、製品を選んでみることが大切なのかもしれませんね。

アルギニン配合量さえも間違い?



アルギニンの効果については賛否両論があると思いますが、その肝心のアルギニンの配合量にも問題があることが分かりました。先にも触れたように、このサプリメントの最大のセールスポイントは「1日分でアルギニンが5000mg摂れる」というものです。

しかし、詳しく調べてみると、どう考えてもこの量のアルギニンがドクターセノビルに配合されているとは思えません。次に示す成分は、ドクターセノビルに含まれる全成分です。

その成分を基に、様々な情報と照らし合わせ検証した結果、謳っている配合量に大きな嘘偽りがあることがわかります。

〈ドクターセノビルの成分〉

エリスリトール、デキストリン、グレープフルーツ果汁末、さとうきび抽出物、L-オルニチン塩酸塩、L-シトルリン、モズク抽出物、スピルリナ末、高麗人参抽出物、コラーゲンペプチド(ブタ由来)、卵黄ペプチド、α-GPC含有食用精製加工油脂末、L-アルギニン、クエン酸、香料、甘味料(カンゾウ・スクラロース)、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンD3、ビタミンB12(原材料の一部に卵、大豆、ゼラチンを含む)
※1袋あたりの重量は7000mg

ここで、上記の原材料表示で注目して欲しいところが2つあります。それが、以下の事柄です。

● 成分表示の1行目 ※1袋あたりの重量は7000mg
● 成分表示の4行目 最大のウリであるL-アルギニンが14番目にようやく登場する

サプリメントをはじめとした加工食品は、原材料表記をするにあたり法律に定められたルールに従って表記する必要があります。その1つが、「重量の多い成分順に記載しなければならない」というものです。

ドクターセノビルは1日2袋が規定量ですから、その規定量から「1日分でアルギニンが5000mg摂れる」というのが正しいとするなら1袋(7000mg)あたり2500mgはアルギニンが入っていなければなりません。

しかし、L-アルギニンは前述にもある通り原材料表示では14番目に記載されています。また、この配合割合でアルギニンが2500mg入っているとなると、最低でも1袋の重量は35000mg必要になる計算です。

けれど、原材料表示にある重量は繰り返しになりますが7000mg。表示通りに計算すると重量に矛盾が生じてしまうのです。もうお分かりかと思いますが、つまり、ドクターセノビルには必要とされる重量の1/5しかアルギニンが含まれていないことになります。

明らかに誇大広告であり、景品表記違反と言えます。医療用のアルギニンと比べてもサプリメントの場合摂取量が減ってしまうのに、ましてやその量さえも少ないとなれば、身長が伸びることはますます期待できないと言えるでしょう。

やはり、ドクターセノビル購入は考え直した方が良いのかもしれません。

継続していくのは難しい?気になる使用感について


ここまで口コミをきっかけに、ドクターセノビルの気になる点などをお伝えしてきましたが、それでも価値観は人それぞれです。中には「それでも一度は試してみたい」という方もいるかもしれません。

そんな人たちのためにドクターセノビルの使用感について、またまた気づいた点を2つ紹介しておきましょう。

〈飲む前の準備〉

ドクターセノビルは他の身長サプリメントと同様、水に溶かすタイプです。しかし、溶かすタイプにしては溶けにくい印象があり、丁寧に混ぜても上手く溶け切らなかったり、粉末が下の方に沈殿していることがあります。

飲む準備をする際にはとても手間がかかることを覚悟しておきましょう。

〈味〉

ドクターセノビルは、グレープフルーツ味ですが、そう書いてあるからと言って本当にその味を期待すると残念な結果になるようです。もちろん、価値観と同様、味覚も人それぞれですから「美味しい!」と思って飲んでいる人も中にはいるかもしれません。

ですが、体験レビューでは「グレープフルーツ味を想像して飲むと、かなりのギャップ」といった驚きの声が多く見受けられました。

そんなドクターセノビルを1日に2回、しかも子供に毎日飲ませるとなると、難しいと言えるかもしれません。

体験をもとに口コミをもとに調査を行ったため、少し悪い評価となってしまいましたが、きちんと検証し事実に沿って、導いた結論でもありますので、購入の参考にしていただけたら嬉しいです。失敗のない身長サプリを購入してくださいね。