睡眠は、栄養と並ぶ子供の健全な成長のために欠かせないものです。成長ホルモンの体内濃度は、入眠してから約3時間後にピークに達することがわかっています。また、途中で眠りが妨げられると、その後の分泌量がガクンと減ってしまうことも明らかとなっています。これらのことから、子供の自己成長ホルモンを最大限に分泌させるためには、十分な睡眠時間の確保と、途中で起きてしまうことのない連続した質の良い睡眠を取らせることが大切なのです。

現代の子供は塾や習い事に忙しかったり、ゲームやテレビといった身近な娯楽の影響で、小さな子供であっても夜ふかしが当たり前になっている家庭も少なくないと思いますが、この生活習慣は最終身長に悪影響であるばかりでなく、朝起きられず食欲もない、午前中ボーっと過ごしてしまい授業が頭に入らないなど、寝不足による様々な弊害が表れることは必至です。

子供を早く寝かしつけ、必要な睡眠時間を確保することは、子供の健全な成長のために重要なことです。親御さんが責任を持って取り組みましょう。