病気は早期発見、早期治療が重要ですが、背の伸びについても同じことが言えます。身長が遺伝的要素だけでなく、食べる量や生活習慣などの後天的要素にも大きく影響を受けることは当サイトで何度もお伝えしてきました。

4才までの乳幼児期に食べる量が少なかったり、なんらかの病気が原因だったりして、十分に背を伸ばすことができなかった子は、その後成長ホルモンの分泌に問題がなくても、その数cmの差を挽回できず最終身長も低いままになってしまうことがほとんどです。具体的には男子で165cm程度、女子で152cm程度と、平均より5cmほど低いのです。

子供の体格は、同学年でも生まれた月によってかなりの差があります。ですので、〇才〇ヶ月という厳密なレベルで平均身長と比較し、把握しておくことが大切と言えます。そして、幼稚園に入る頃に、周囲の子に比べて我が子は背が低いと感じたら、絶対に油断は禁物です。なるべく早い段階でしかるべき手を打つ必要があります。