適度な運動は背の伸びに効果的に作用するといわれています。成長期の子供は、たとえ特定のスポーツをしなくても、外で元気に走り回って遊ぶだけでも十分でしょう。身体を動かすことによって骨に適度な刺激を与え、成長ホルモンの分泌を促すことは大いに成長の助けとなります。

では、全く運動しないと背は伸びないのかというと、そんなことはありません。極端に肥満で動くのも辛いなどという場合を除き、日常生活の中で普通に体を動かしている程度で問題はありません。

しかし、運動が不足すると、身体が疲労を感じないため夜眠くならず、質の良い睡眠をとれなかったり、食事がカロリー過多になり太り過ぎが心配だったりといった不安が出てくるかもしれません。これらはどちらも成長ホルモンの分泌を阻害する原因に当たります。また家にこもりがちな生活では、骨の形成に必要なビタミンDの合成がされにくいので、意識的に外に出て太陽の光(紫外線)を浴びた方がよいでしょう。