骨に働きかけて成長ホルモンの分泌を促す筋力トレーニングの方法があります。筋肉がついてしまうと背が伸びなくなるのではと心配する人もいますが、そんなことはありません。正しい筋トレは、背を伸ばすためにも効果的です。運動することで成長ホルモンの分泌が促され、骨の成長を助けることがわかっていますが、さらに筋トレで重点的に関節を動かすことで関節内に栄養が行きわたることも骨の成長を促すと考えられます。

人間の骨は20~25歳以降成長が止まりますが、筋トレで筋肉や骨に適切な負荷をかけていれば、年をとっても成長ホルモンの分泌が通常よりも多く、細胞の成長が促進します。つまり20歳以前に行う適切な筋トレは、身長を伸ばすうえで大変効果的といえます。

子供はもともと成長ホルモンの分泌がさかんですが、「ゆっくりと負荷をかける筋トレ」を行うことによって、より多くの成長ホルモンの分泌を促し、骨の成長に役立てられるのです。