私たちが運動する際のエネルギーは、まず肝臓に蓄えられているグリコーゲンを分解して作られます。20分以上運動を続けると、今度は脂肪細胞に蓄えられている脂肪がエネルギー源となり、血中に放出されます。ですから、激しい運動や長時間にわたる運動をした後は、血中にはまだ中性脂肪などのエネルギー源が残っているため、食欲がわきません。
背を伸ばすためには運動で使ったカロリーよりも食事から摂り入れるカロリーが多くなくてはいけません。したがって、運動した後は2時間ほど食事を摂らず、血中の中性脂肪濃度を十分に下げてから食べた方が効果的でしょう。
この原理を逆手に取り、運動直後に軽く食事を摂り、空腹を覚えないうちに寝てしまえば効果的なダイエットができるというわけです。また、激しい運動を長時間やりすぎてへとへとになり、食べる量が減ってしまったなどという場合もまた背の伸びが悪くなります。子供の運動量には十分注意が必要です。