低身長とは、どれくらいの身長のことを指すのでしょうか。まず、表「低身長の基準」を参照してください。これは、同じ学年の子供が100人いた場合、低い方から数えて2人目くらいまでの身長を指します。この身長は、二学年下の子供と比べても低く、次に身長の高い子と比べても、かなり差がある状態といえます。また、この基準を上回る身長でも、年間の身長の伸びが悪いと、いづれ低身長の範囲に入ってしまいます。

年間でだいたいこれくらいは伸びるであろう基準を示したものが表「身長増加の基準」です。言い換えると、今現在の身長が低くても、表「身長増加の基準」に照らし合わせ、年間の伸びがよければあまり心配いりません。身長増加の経過を見ることは、現在の身長そのものを見るよりも大切なことといえるでしょう。

もし、お子さんの身長が表「低身長の基準」の基準以下、または2年続けて表「身長増加の基準」の伸び率を下回っている場合は、何らかの病気の可能性があります。病院での検査を検討されるとよいでしょう。