成長ホルモンはそれぞれの体質によって効果が得られやすい場合とそうでない場合とがあります。例えば成長ホルモンが正常に分泌されているのに背の伸びが悪い子の場合、成長ホルモンに対する身体の感受性が鈍く、骨の成長が遅いということが考えられます。こういう子は、やはり外から成長ホルモンを投与してもあまり効果が上がらないことが多く、他の治療法を探る必要があります。
また、舌下スプレータイプの成長ホルモンは舌の下から成分を吸収させるのですが、そのままごくんと飲み込んでしまっては体内にうまく吸収できず、その効果は期待できません。
このように、成長ホルモンはその子の体質や投与法、投与のタイミングによって効果に大きな差が生まれます。投与をお考えの方はその点を踏まえ、検討する必要があるでしょう。なお、舌下スプレータイプの成長ホルモンを使用する場合はあらかじめ吸収力をチェックして、どのくらいの効果が得られるかを予測します。
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