子供を持つお母さんや、子供を望んでいる方の中には「赤ちゃんは、小さく産んで大きく育てよう」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。出産時に大きな赤ちゃんを産むのは大変だし、産後スムーズに体型を戻すためにも妊娠中のカロリー摂取を制限し、小さめに産んで、その後大きくした方が都合がいいというわけです。

しかし、このようなフレーズの流行や出産年齢の高齢化など、様々な要因で新生児の体重が減少傾向にある中、日本人の平均身長が20世紀末から伸び悩んでいることを考え合わせると、どうしてもその関連を疑わざるを得ない状況になってきているのも事実です。赤ちゃんのその後の成長を考えた時に、小さく産むことは決して有利とは言えません。

たった40週の間にお腹の中でグングン成長する赤ちゃん。それは、この時期にお母さんから良質で豊富な栄養をもらうことで大きく成長させやすいということを意味しています。この時期を見逃さず、胎児の時期から大きく育てることが望ましいといえるでしょう。