新生児は昼夜問わず16時間ほど寝ています。成長するにつれ、睡眠時間はだんだん短くなっていきますが、各年代で理想的な睡眠時間とは、どれほどなのでしょうか。

健全な成長のために必要な睡眠時間は、幼稚園児の場合は年長児で10時間ほど、小学生は9時間ほどが理想とされています。中学生では8時間。あなたはこれが長いと感じますか、短いと感じるでしょうか。

現在、日本の小学生の平均睡眠時間は8時間ほどです。これは一昔前に比べだんだん短くなってきており、身長の伸びの面でも、また心身の健康面からみても大変危惧される問題です。原因は夜遅くまで塾や習い事をしていたり、親の仕事の都合でどうしても食事時間が遅くなったり、単に夜更かしが習慣化していたりなど様々でしょう。しかし心身の健全な発達のために睡眠時間の確保は最重要です。夜間の習い事を見直したり、見たいテレビ番組は録画したりするなどして、できる限り早く就寝させるようにしたいものです。