成長期の子供にとって睡眠の大切さは何にも代えがたく、子供は眠っている間に大きくなっているといっても過言ではありません。しかし、だからといって眠ってばかりでは学習に支障をきたすのでは?と心配する親御さんもいらっしゃるかと思います。

人間の脳は、夜間、成長ホルモンの分泌が終わると記憶を整理する時間帯に入ります。前の日に覚えた勉強やスポーツの技などの新しい情報は睡眠中の脳内で整理整頓され、定着するわけです。もしこの記憶する時間が十分に取れなければどうなるでしょうか。脳は情報を整理しきれず、せっかく仕入れた知識や技も定着しません。また頭が混乱したまま朝を迎えることになるので、新しい知識を入れるスペースが確保できません。また睡眠不足のままスポーツをしたのでは集中力に欠け、けがをしたり、思い通りに身体が動かない場合も多々あるでしょう。

睡眠中に脳や身体の中で行われていることは、私たちが考えている以上に重要なことばかりです。子供の脳と身体の発育のためには、十分な睡眠が必要であることがお分かりいただけたと思います。