幼児のおねしょは、脳の働きが未発達なため、眠りが浅い時に自律神経が勝手に働いて起こるもの。いわば眠りのリズムが確立してないことが原因の場合が多いです。ですので、睡眠時間が短くなり、夜にまとまってぐっすり眠れるようになる6,7歳頃には自然になくなることが多いのです。

小学生になっても頻繁におねしょをしてしまう場合、夜尿症ということになります。夜尿症の原因ははっきり解明されておらず、それぞれの子供に個別の原因があると思われますが、やはり眠りのリズムがきちんと作られてこなかったことも一因と考えられます。また自律神経の発達がゆっくりめの子供や発達障害の子供も、眠りが浅く夜尿も多い傾向があります。このような場合、眠りのリズムを作るのは大変ですが、早寝早起きと日中活発に運動することで少しずつ改善されるはずです。

なお、夜中に起こしてトイレに行かせるのは、却って眠りのリズムを崩す原因になってしまうので、やめた方がいいでしょう。