うちの子供は布団に入ってもなかなか寝つけない、一度寝入ってもちょっとした物音で目が覚めてしまうことがよくある…と心配されている親御さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、本来人間は夜寝て日中行動する昼行動物です。夜ぐっすり眠るために昼間の活動を見直したり、眠りを阻害する要因を取り除いたりする必要があります。

まずは、朝決まった時間にしっかり起こしましょう。朝日を浴びれば脳内からセトロニンという物質が分泌され、食欲や自律神経を活発にします。日中は身体を動かして元気に活動し、夜は照明やテレビの音を落とし静かに過ごします。そしてスマホやパソコンの使用は早めに切り上げさせましょう。暗くなると脳内から分泌されるメラトニンというホルモンが自然な眠気を誘うのですが、いつまでも部屋が煌々と明るかったり、スマホの使用などで目から刺激を与え続けていたりしたままではメラトニンの分泌が十分なされません。

また、心配事があったり緊張していたりするとなかなか眠れないのは大人も子供も同じです。心のケアも含め、子供が安眠できる環境づくりを心掛けることもまた大切です。