治療方針について、別の医師の意見も聞きたい時に行うのがセカンドオピニオンです。原則として、その意見を持って一度主治医のもとへ戻り、そのまま主治医のもと治療を開始するのか、セカンドオピニオンを受けた先へ移動するのかを決めます。

納得がいかないからと主治医を次々と変えることはセカンドオピニオンとはいわず、医療機関をはしごしている、いわばドクターショッピングをしている状態でしょう。その都度同じ検査を一からやり直しとなり、時間も費用も余分にかかることになります。

現在のところ、低身長の治療方針において細かな相違はあったとしても、基本的な部分で大きな違いはありません。考慮すべきは治療を受ける子供本人の精神的負担をなるべく少なくすることです。低身長の治療は年単位にわたる長期に及ぶことがほとんどですので、医師との相性や病院の雰囲気、交通の便など気にすべきことも多々ありますが、医療機関を次々とはしごするような時間と労力のロスは避けたいものです。