Q:小学4年生の男の子です。クラスで背の順に並ぶと一番前です。2年生の時身長のことで小児科を受診しましたが、成長ホルモンは正常に分泌されていると診断されました。それなのに、なぜ思うように背が伸びないのでしょうか。

A:成長ホルモンが「分泌されている」、あるいは「分泌する能力がある」という状態だけで背が伸びるわけではありません。背が伸びやすい午後11時から午前2時の間にしっかり分泌されているのかどうかということや、そもそもの分泌総量が平均と比べてどれくらいなのか、分泌された成長ホルモンが骨端線にしっかり働きかけているかどうかも背の伸びには大きく影響します。保険医療上、成長ホルモンの分泌能力があれば治療対象にはならず、「体質的に背が低いだけです」と言われてしまうのもやむを得ません。背の伸びをよくするためには身体の状況をチェックする必要がありますが、まずは就寝2時間前に医師処方のアルギニン製剤(市販品を用いる場合は、アルギニンを含まない栄養補助サプリメントを推奨)を摂取してみてください。

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