よく寝ていても食事の栄養バランスが偏ると成長に支障をきたしますし、栄養過多で運動不足ならば肥満へつながります。睡眠、栄養、運動。これらが連動して子供の健康的な成長、身長増加を促しているのです。子供の成長をこの3つの観点から見守るモデルを、成長三角形と呼んでいます。

現在日本の子供は、約7割が睡眠不足に陥っているといわれています。1990年代以降、平均身長が下がり続けている最も大きな要因といえるのではないでしょうか。また栄養不足による低身長は、現在あまり多くありません。むしろ、子供の体質や体型に合わせた食事を摂らせることが大切といえます。特に肥満児は高タンパク低カロリー食を心掛ける必要があるでしょう。

適度な運動も成長には欠かせません。「適度」とは、楽しく行えて食欲増進、良い睡眠をまねくものです。激しすぎたり過度のストレスを与えたりする運動は、食欲減退や精神的負担につながり、かえって子供の成長を阻害する恐れがあります。

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