治療が必要となるほどの低身長かどうかを判断するには、お子さんの成長の様子を長期にわたり記録した客観的データが必要になります。最低でも年1回、小学生以降なら一学期に一回は身長を測って記録しましょう。

記録することで、毎年に比べ急に伸びが悪くなったなどの変化に気付くことができ、重大な病気の早期発見に繋がる場合もあります。また、背の伸びに大きく影響する思春期の到来もわかり、最終身長の予測も出しやすくなったりします。

身長の測り方にも注意が必要です。年一回測るのなら、思いついた月に測るのではなく毎年同じ月に測るとよいでしょう。身長は朝と夜でも数mm~1cmほど違ってきますので、「測るのは夜寝る前」などというように、時間帯も決めておくと誤差が少なくなります。また、測る時の姿勢も重要です。ヘアゴムなどは外し、髪を分けなるべく頭皮に直接測定板がつくようにします。あごを軽く引き、背筋を伸ばしひざを曲げないようにして測りましょう。