成長曲線をつけてみて、マイナス2SD以下であったり、そのラインぎりぎりを推移している、あるいは急に背の伸びが悪くなったなどの場合、ぜひ一度受診してみることをおすすめします。とはいえ、低身長に詳しい医療機関はそう多くはないのが現状です。普通の小児科で対応してくれるケースはまれです。

低身長に関する医師選びの基準として、「公益財団法人 成長科学協会が定める地区委員であること」が挙げられます。成長科学協会は、低身長などの成長障害の診断や治療に携わる専門家で構成されています。成長障害に対する治療技術の向上や研究報告、一般への成長障害に対する理解を促す活動などもこの協会が行っています。

地区委員は低身長の治療を行う医師の相談役でもあり、各都道府県に最低1人以上、都市部には複数人数配置されています。また、内分泌代謝科(小児科)専門医も低身長の専門性が高い医師である場合が多いので、問い合わせてみるとよいでしょう。