次にあげた計算式は、子供の最終身長を予測するため古くから使われてきたものです。

・男子 (父親の身長+母親の身長)÷2+6.5
・女子 (父親の身長+母親の身長)÷2-6.5 (単位:cm)

※男子の場合は足し、女子の場合は引く6.5cmは、男女の平均身長の差13cmの2分の1です。

医学的には、人間はみな生まれながらに最終身長はこれくらいだろうという予測数値を持っているとされています。それを表したのがこの計算式ですが、これまでの研究で、身長は遺伝以外の様々な要因が絡み合って決まることがわかってきました。つまり、遺伝的要因だけをとりあげたこの計算式だけでは正しい予測ができるとは言いかねます。実際のところ、身長に対する遺伝の影響は25~30%程度と考えられています。

身長は、遺伝とは関係のない後天的要因によって伸ばすこともできるし、逆に伸ばす力を引き出せず最終身長を迎えてしまうこともあるのです。子供の身長を伸ばすための正しい方法を知り、早い段階で実践することが何よりも大切といえます。