もともと食の細い子供は、好物を並べても食べられる量は限られています。また、好き嫌いの多い子は、ビタミン類など特定の栄養素が慢性的に不足しがちになります。そうした不足分はサプリメントを利用することで上手に補えます。
サプリメントなら、食の細い子でも負担を感じることなく摂取できます。また、サプリメントそのもののカロリーはほんの僅かですので、肥満傾向の子にも利用しやすいという利点があります。太っていても成長ホルモンの分泌はなされますが、太っていない子に比べその反応が鈍く、背の伸びが悪くなる傾向があることがわかっています。摂取カロリーに気をつけながら、成長に必要な栄養を摂るためにも、サプリメントの利用は大変有効といえます。
現在様々なサプリメントが販売されていますが、注意すべきは含有されている成分とその量です。例えば「マルチミネラル」としてカルシウムやリン、マグネシウムなどがミックスされた製品があります。これらのミネラル類は1日に必要な摂取量が異なりますので、それぞれの成分が含まれている割合をよくチェックする必要があります。もちろんビタミンやアミノ酸系のサプリメントでも同様のことが言えます。