成長ホルモンは、成長途中の子供の骨の軟骨部分に働きかけ、しっかりした骨にする働きがあります。また、代謝を促進し体内の細胞をリニューアルさせる働きも持っており、成長期の子供だけでなく、大人にとっても大切なホルモンといえます。

成長ホルモンの分泌が最も盛んなのは、だいたい午後11時から午前2時の間と決まっています。この時間帯に熟睡していれば成長ホルモンは勢いよく分泌され、ピークも2時間ほど続きます。つまり午後9時には布団に入り、午後11時には熟睡していることが背を伸ばすためには重要といえます。反対にこの時間に眠りが浅いと放出量は激減します。この状態が続くと、身長の伸びに悪影響をおよぼすだけでなく、細胞が更新されず臓器の働きも正常でなくなる可能性があります。

成長ホルモンの分泌不足がもたらす影響は子供にとっても大人にとっても甚大です。身長を伸ばすためだけでなく、細胞を更新し免疫力を高めるためにも、早めの就寝を心掛け、質の良い睡眠を取れるように工夫しましょう。