骨や歯の主成分であるカルシウム。このカルシウムが豊富に含まれている牛乳は、子供の成長にとっても欠かせません。しかし、だからといって過剰に飲ませるのは大きな間違いです。牛乳の飲みすぎで食欲が低下しては、身体に必要な他の栄養素を摂取できませんし、牛乳で脂肪分を摂り過ぎてしまい、肥満の原因になることも考えられます。身長を伸ばしたくて牛乳をたくさん飲む、というのは残念ながらあまり効果的ではありません。逆に伸び悩むことさえあるのです。

実は、身長を伸ばす最も重要な栄養素はタンパク質なのです。タンパク質は骨や筋肉の材料そのものであり、カルシウムはそれらを強く密度の濃いものにするための補強材といえます。また、タンパク質には骨の成長に不可欠な「成長ホルモン」の分泌を促す役割もあります。

もちろんカルシウムやタンパク質がしっかりした頑丈な骨を形成するためには、エネルギーとなる炭水化物も必要ですし、その他の栄養素のバランスも大事です。

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