今や家族はそれぞれ忙しく、一週間のうち一堂に会して食事する機会もそんなにないかもしれませんね。「孤食」という言葉が象徴するように、テレビを見ながら一人で黙々と夕食を摂る子供も多いのかもしれません。

ところで、同じものを食べても、楽しい気持ちで食べた時とストレスを感じながら食べた時では、その吸収量に差が出ることをご存知でしょうか。特に骨の形成に不可欠な栄養素であるカルシウムやタンパク質は、楽しくリラックスして食べた方が効率よく吸収できることがわかっています。もちろん骨の健全な成長は身長を伸ばすことにも繋がります。

大切なのは、「何を食べるか」ということよりも、「いかに楽しみながら食事するか」ということです。子供の身長を伸ばすためにも、家族間のコミュニケーションを図るためにも、毎日一緒に夕飯を囲むのは難しくても、休日など週に一度や二度は皆で楽しく会話しながら、和気あいあいと食事できるといいですね。