ホルモン検査を受けてみて、お子さんが思春期開始前だとわかった場合は、まずは平均身長に追い付くことを目指しましょう。その方法は、単純ながらたくさん食べることです。成長ホルモンが豊富に分泌されていても骨を作る原料であるタンパク質(アミノ酸)が不足していれば背は伸びません。この時期はしっかり栄養を摂ることが何よりも大切です。

ところが、この時期低身長で受診するお子さんのなかには栄養不足で背の伸びが思わしくないケースが少なくありません。本人の訴えは「お母さんが好きなものを出してくれないからご飯が食べられない」。親としては栄養バランスを考え、色々なものをまんべんなく食べさせようと努力しているつもりでも、子どもにとっては食事が嫌いなものを無理やり食べさせようとする、ストレスのたまる時間になっているのです。

背を伸ばすためには栄養のバランスを摂ることより食事量を増やすことが重要です。骨を作る材料であるタンパク質を食べさせることに集中していいのです。

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