ダイエットに興味を持つ年齢は年々低下しています。特に女の子の場合は、その傾向が著しいといえるでしょう。小学5年生~中学3年生を対象に行われた調査では、女子の25%、中学2年生以上に限定すれば、約4割の子供がダイエットの経験があると答えています。

思春期のダイエットには注意が必要で、極端なダイエットは背の伸びに影響するばかりでなく、体調不良や生理機能の低下、将来的に骨粗しょう症を招くことにもなりかねません。伸び盛りの時期に必要なエネルギーが得られないということは、その後の発育にも大きな影響をおよぼすことを理解させるべきでしょう。

ただ、肥満傾向にある子は、そうでない子よりも成長ホルモンに対して身体の反応が鈍く、背の伸びが思わしくない場合が多いのも事実です。ですので、必要以上の食事制限や過剰なダイエットはすぐにでも止めさせるべきですが、太っていて背が低い子供は体重をコントロールする必要があります。

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