背を伸ばすための必須栄養素。それはズバリ「タンパク質」です。タンパク質は体内で消化されるとアミノ酸に戻ります。つまりタンパク質が豊富な食材である肉や魚、卵、大豆などはもとはアミノ酸です。つまり、背を伸ばすという観点から言うならば、食材が何なのかを細かく問うよりは、単純にタンパク質の摂取量が十分かどうかという点に留意すべきなのです。

一般にはタンパク質の1日の摂取量は総摂取エネルギーのうち10~15%が望ましいとされています。しかし、背を伸ばすことを重視するなら、タンパク質、炭水化物、脂質の割合は4対4対2ぐらいにするのが目安でしょう。肥満気味のお子さんならば、炭水化物と脂質の質量を減らし、5対3対2ぐらいが良いでしょう。

摂取する総エネルギー量は同じでも、タンパク質の割合が高い方が成長ホルモンの分泌が多くなることもわかっています。また、炭水化物を摂り過ぎると成長ホルモンが出にくくなるというデータもあり、背を伸ばすためにはタンパク質が多めの食事を摂ることが大切だと言えます。

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