子供の身長を伸ばす栄養素には大別してタンパク質、コラーゲン、カルシウム、亜鉛、ビタミンD、ビタミンK、トリプトファンの7つがあげられます。それぞれの栄養素について成り立ちや役割をご説明します。

1、タンパク質
タンパク質とは、アミノ酸が多数結合した高分子化合物の総称です。それには炭素、水素、酸素のほか窒素、イオウ、亜鉛、鉄、コバルト、リンなど様々な物質が含まれています。タンパク質の形状や種類、働きはこれらアミノ酸の種類や量、配列順序によって決まります。人の身体は極めて多種類のタンパク質で構成されていますが、これらはわずか20種類のアミノ酸の種類や量を違えたもので作られています。

食事として摂取したタンパク質は、消化管内で消化分解され、個々のアミノ酸になって腸管から吸収され血中へ入ります。そして肝臓や骨髄などへ運ばれたのち、人のタンパク質に再合成され、再び血中へ入り、各組織や細胞で利用されます。タンパク質は小魚、大豆、小麦粉、米、チーズ、肉に多く含まれます。

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